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    オヤマノカキノキ
    百田宗治著・小山内龍絵『オヤマノカキノキ』(帝国教育会出版部、一九四一年)。かなり傷んで、落書きも多いが、とにかく百田宗治の本だ。200円。絵を描いた小山内龍については小山内美術館のHPに略歴が出ている。 《1904年北海道函館市に生まれる。本名は澤田鉄三郎。小学校卒業後、貨物船の船員をするが心臓の発作の為船を降り、昭和6年「週間[ママ]アサヒ」の懸賞に応募して漫画家としてデビュー。昭和12年頃から「コドモノクニ」を舞台に児童文学作品を手掛ける。[略]1945年の東京大空襲で焼け出され、疎開先の北海道大野町に42歳の若さで他界する。現在函館市によって作品の収集が行われている。》 お話は、子猿の三キチが木の上から遠方の山のお寺においしそうに熟している柿の実を見つけ、兎のピョンタラウと栗鼠のタマコと子熊のジラウと四匹で探しに出かける、ところが道に迷ってしまって、困っているところにトビがやってきて、その案内でなんとか元の山へもどることができたというもの。トビがあの柿は渋柿だよと教えてくれる。 単純だが、なんとも暗示的ではないか。昭和十六年七月発行というと真珠

    ■鵜川五郎小品展 (3月24日で終了)
    ■鵜川五郎小品展 (3月24日で終了) 2008年04月18日 23時19分16秒 / 展覧会の紹介−絵画、版画  以前も書いたが、道内の画家で、非常な力量の持ち主なのに全国での知名度が不当なまでに低い人は何人もいるだろうけど、あえてひとりだけ名を挙げよ−といわれれば、筆者は「鵜川五郎」であると言いたい。  しかし、北斗市の旧上磯町の文化センターでひらかれた今回の小品展の、会場に置かれた芳名帳をめくってみても、ほとんどが地元の人ばかりで、札幌方面は皆無だった。美術館の学芸員の名もない。ひとり時代や画壇(中央も北海道も)から超然として、そして時代の狂気を静かに撃つこの画家に、誰かもっとスポットを当ててくれないだろうか。  出品作の多くは1960−70年代のもので、鋭角の線でひかれた諷刺的なタッチ。当時の鵜川さんが描いていた油彩とも画風は共通する。あるいは、ベン・シャーンなどの影響があるのかもしれない。  63年の「歳月」は抽象画のシリーズ。  おなじ63年の「人間家族シリーズ」は、半円形に顔がデフォルメされた人間が大勢登場する。とくに諷刺対象が明示されているわけではないが


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